仏事百科

仏教、神道、仏事、神事、仏壇・仏具のあれこれ、選び方、厳選品の紹介

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仏事百科へようこそ

仏 事 百 科


誰しも必ず通る道、皆さん知っているようで知らない仏事の事
仏事の常識、非常識などを書き連ねていきます。


また、仏壇・仏具の解説と選び方
厳選品もご紹介致します


また、仏教や神道の「トリビア」も各項目中に散りばめてあります。
更新もしていますよ
何かの時にお役立に立てば幸いです


 


お願い 


このサイトは日本古来からの文化とも言うべき仏教や神道のお話しをするために立ち上げたものです
特定の宗派に組するものではありませんし、管理人が勤めていた仏壇店はここに記載してある宗派殆んど全てを取り扱っております。
コメント、トラックバックともオープンにしてありますが、何もご存知ない方からの言われ無き誹謗・中傷のコメントなどは何卒ご勘弁ください。
それ以外は大歓迎です


それと、管理人は関東の出身、在住で、東京の仏壇店勤務でしたので、東京、埼玉周辺の知識しか詳しい部分は持ち合わせておりません。お祀りのやり方などでその地方独特の方式がありますので管理人の話と違っている場合があります。


宗教と言うと一部の狂信的新興宗教だけではない事を知って下さい。スルーするだけではなく、必ず誰しも最低一度は係わる事なのです。ご先祖あっての「あなた」です


仏教の用語は漢訳されたものばかりですので読み方は非常に分かりづらいのが多いです。難しい読みに関してはルビを入れましたが、抜けている所もあるかと思います。これはなんて読むの?
と言う単語がございましたらコメントにお願い致します。また、「ここをもう少し詳しく説明してくれ」という事柄もOKです。


「○○宗○○派のお祀りのやり方はどうするの」と言うような個別の対応は殆んど出来ません。その宗旨の一般論はお話できますが、その宗門の信徒数の多い地域のお寺か仏具店にお尋ね頂いた方が早いです。


新興宗教、宗派は若干の宗派の事ならお話できます。

以上宜しくお願い致します                     管理人 仏心




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仏教とは?歴史、宗派など

仏教とは

仏教は今から2500年ほど前にインドのカピラ城の王子であった釈迦が唱えた教義を弟子や孫弟子らによって体系化・宗教化されたものです。

「釈迦」とは元々は一族名の事でした。所謂"お釈迦様"(本名はゴータマ・シッダールタと言います)を含む一族を「シャーキャ族」と言い、中国に仏教が伝わった際、経典などが梵語から漢訳されましたが、シャーキャの漢訳(音訳)が「釈迦」です。現在では「釈迦」と言うとお釈迦様一人を指す固有名詞となっています。ちなみに釈迦族はアーリア人とも言われていますが不明です。
釈迦、仏陀(ブッダ)、釈尊(しゃくそん)、釈迦牟尼(しゃかむに)などと数種呼び名があります。

日本へは「日本書紀」によれば欽明天皇十三年(552)に朝鮮半島に当時あった百済国(くだらのくに)から伝わったとされています。これを仏教公伝と言います。(538年とする史料もあり、結論は出ていません)

仏教公伝以降、さまざまな宗派が日本に輸入され、また、日本で独自の宗派が生まれました。

仏教公伝後、仏教排斥派の物部氏(もののべし)と崇仏派の蘇我氏(そがし)が争い、蘇我氏が勝ったため仏教は飛鳥朝で公認されるようになりました。ちなみに最古のお寺は『飛鳥大仏』のある飛鳥寺(創建当初「法興寺」、奈良時代に「本元興寺」。現在の正式名称は「安居院」(あんごいん)。元々蘇我氏の氏寺として創建)です。

その後、聖徳太子の仏教庇護、遣隋使、遣唐使における学僧派遣、また、唐僧の招聘によって有力者の間で仏教が広まりました。
奈良時代に入ると興福寺、東大寺などで学問的に追求する所謂「南都六宗」(なんとりくしゅう。なんとろくしゅうでもOK。華厳宗、律宗、倶舎宗、三論宗、成実宗、法相宗の六宗。全部じゃないけど今でもあります)が輸入、整備されます。南都六宗の各宗派は1寺1宗派ではなく、1つのお寺で各宗派の教義を研究していました。また、天皇によって仏教が庇護されました。特に第四十五代聖武天皇(701?756)は国分寺、国分尼寺を各国に創り、仏教を国教としました。現在でも「国分寺」と言う地名や遺構が残っている所が全国にあります。ちなみに国分寺の総本山が東大寺です。

ちなみに最初に日本に入ってきたのは三論宗(さんろんしゅう)です。その他、律宗(りっしゅう)は唐招提寺(とうしょうだいじ)で有名な唐僧の鑑真(がんじん)が日本に招聘されて開いた宗派です。法相宗(ほっそうしゅう)は西遊記で有名な唐僧の玄奘(げんじょう、三蔵法師として有名)がインドから持ち帰った宗派で玄奘の弟子となった日本人の学僧道昭(どうしょう)が持ち帰って開いた宗派です。参考までに「三蔵」とは経・律・論を極めた中国の僧の尊称で、玄奘の他にも「三蔵」の称号を受けている僧がいます。(つまり、玄奘だけが三蔵ではない)

その後最澄、空海の入唐で所謂平安仏教(下記参照)を持ち帰り、様々広がります。

仏教

現在の日本の主な仏教宗派は以下の通りです

宗派名

代表的な総本山

開祖・簡単な特徴など     

天台宗
てんだいしゅう

延暦寺
えんりゃくじ

伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)を
開祖とする宗派で延暦寺は以降の宗派の開祖
たちも含めた僧侶の学問府となった

真言宗
しんごんしゅう

金剛峰寺
こんごうぶじ

弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)を開祖
とする宗派で密教を体系化した

浄土宗
じょうどしゅう

知恩院
ちおんいん

法然(ほうねん、正しくは源空)を開祖とし、
末法思想での阿弥陀による来世での万民
救済を説く

時宗
じしゅう

清浄光寺
しょうじょうこうじ

一遍(いっぺん)を開祖とする浄土系宗派で
踊念仏によって阿弥陀如来の加護を説いた

真宗大谷派
しんしゅう
おおたには
 

 東本願寺
ひがしほんがんじ

親鸞(しんらん)を開祖とする宗派で浄土宗
以上に絶対他力(阿弥陀による救済)を説く。
江戸時代初めに↓

浄土真宗
本願寺派

じょうど
しんしゅう
ほんがんじは

西本願寺
にしほんがんじ

 ↑それまでの内紛から東・西本願寺に分か
れて今日に至る。親鸞は法然の弟子
門徒宗(もんとしゅう)とも言う

 曹洞宗
そうとうしゅう

永平寺
えいへいじ 

道元(どうげん)を開祖とする宗派で座禅に
よって大吾(悟り)する事を教義とする

臨済宗 
りんざいしゅう

建長寺 など
けんちょうじ

栄西(「えいさい」、または「ようさい」)を開祖とする
宗派で座禅によって悟りを得る事を教義とする
開祖栄西はお茶の効用を伝えた事でも有名 

 黄檗宗
おうばくしゅう

 萬福寺
まんぷくじ

隠元(いんげん)を開祖とする宗派で中国では
臨済宗の一派とされたが日本の臨済宗とは
教義が異なる事で一宗派と数える
経読みは中国音なので一般には分かりにくい 

 日蓮宗
にちれんしゅう

久遠寺
くおんじ

日蓮(にちれん)を開祖とする宗派で妙法
蓮華経によってのみ救いがあると説く
古くは一向宗(いっこうしゅう)とも言った

     

他に観光寺院を有する宗派(宗教法人)は

華厳宗(けごんしゅう、東大寺)、北法相宗(きたほっそうしゅう、清水寺)、
聖観音宗(しょうかんのんしゅう、浅草寺)などがあります
基本的に檀家は取りません

各宗派には各々枝分かれした宗派閥があり、宗教法人格を有しています
例えば管理人の宗派は真言宗豊山派(ぶざんは)ですが、真言宗には豊山派の他に「真言宗智山派(ちざんは)」「真言宗醍醐派(だいごは)」「新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)」「高野山真言宗」などがあります。


ちなみに、時代劇でよく出てくる虚無僧(こむそう)もその名の通り僧侶です。尺八を吹いて布教する普化宗(ふけしゅう)と言う元々臨済宗の一派ですが、市中では素顔を見せないため、江戸時代には徳川幕府によって自由に旅ができる特権が与えられ、幕府の隠密(スパイ)が虚無僧の姿をして各地を回っていたと言われています。明治に入って宗派としては廃れましたが、尺八道の継承者として存続しています。


※仏教はその教義内容から小乗(しょうじょう)仏教と大乗(だいじょう)仏教(「乗」とは乗り物の意味で小乗は修行している個人を救う事に対し、大乗は広く民衆を救うとされています)に分かれ、小乗は東南アジアに広まり、大乗は中国と日本にで広まりました。なお、現在では小乗(しょうじょう)とは言わず、上座部(じょうざぶ)仏教、南伝(なんでん)仏教などと言われます。
元々釈迦の唱えたものは偶像崇拝をしませんでした。釈迦入滅後(釈迦が死んだ後)は釈迦の骨を信仰の対象としていました。これを仏舎利(ぶっしゃり)信仰といいます。仏像を信仰の対象としたのはインド・マウリヤ朝のアショーカ王と言われています。
現在発祥の地インドでは仏教は殆んど廃れてしまい、イスラム教とヒンズー教が大半を占めています。(もっとも、最近では仏教が見直されてきたようです)

ご本尊を知ろう・・・如来・菩薩と本尊

仏教でもっとも大切な信仰の対象は本尊です

仏壇の中や、お寺の本堂でご覧になった事がある事と思います。東大寺にある通称"奈良の大仏"も実は東大寺の本尊です。


佛は如来(にょらい)、菩薩(ぼさつ)、王(おう)、天(てん)などに分けられます。

如来は「到達した者」の意で、悟りを得た最高位の仏です。
釈迦、阿弥陀、大日、薬師などが如来です。

菩薩は如来に至る途中の過程にいる仏の意です。正式には菩提薩埵(ぼだいさった)と言います。
文殊、普賢、地蔵、観音、弥勒などが菩薩です。ちなみに観音様は正式には観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)と言います。

(不動明王など)や(毘沙門天など)は元々ヒンズー教やバラモン教などのインドの神々で、仏教に取り入れられた仏と言われています。


家庭の仏壇の中にもご本尊を安置します。宗派によって本尊が違いますので下の一覧表であなたの宗派を確認してください

宗派別ご本尊

天台宗

釈迦如来阿弥陀如来など何でも可※

真言宗

金剛界大日如来

浄土宗

舟形光背立阿弥陀如来

浄土真宗(お東)

立阿弥陀如来または六字名号軸

浄土真宗(お西)

立阿弥陀如来または六字名号軸

臨済・曹洞・黄檗 

釈迦如来座像 

日蓮宗 

大曼荼羅 

※浄土真宗の「六字名号」(ろくじみょうごう)とは南無阿弥陀仏と書かれた掛け軸の事です
※お西とお東の阿弥陀如来は後光の形が違います。

※日蓮宗は大曼荼羅(南無妙法蓮華経など書かれた掛け軸)の前に日蓮上人座像をスペースがあれば安置します。他に正式には三宝尊(さんぽうそん)を大曼荼羅と日蓮像の間に置きます。

※天台宗の本尊が何でも可の意味・・・天台宗ではどんな仏を(と言っても如来(にょらい)や菩薩の事ですが)お祀りしても最終的には釈迦の教えになるのだからこだわらない、と言う意味です。
また、天台宗では阿弥陀如来は立っている他に座した阿弥陀仏でもOKです。


仏像の代わりに掛け軸でも構いませんが、必ずご安置して下さい。

仏壇の中の一番高い段は「須弥壇」(しゅみだん)と言って位の一番高い仏様、如来や菩薩のいる場所なのです。たまに須弥壇の真ん中にお位牌を安置しているお宅が見うけられますが、本来お位牌の場所ではありません。

最上段中央にご本尊、左右には宗派によって脇持(わきじ)が決まっていますので大き目の仏壇ならばご安置されると見栄えがします。

脇持とは本尊を補佐する仏や宗派の開祖が多いです。
例えば管理人の家では真言宗ですので一般的な形を取ってますが、

   不動明王   大日如来   弘法大師

とご安置しています。

なぜご本尊を安置するかと言うと、その宗派でもっとも大切な教義中の仏である事、加えて先祖を守ってもらっていると言う事なのです。
例えばお供物を差し上げるのは先祖や故人に差し上げるではなく、まずご本尊に差し上げ、ご本尊から先祖に分け与えてもらう(布施と言います)と言う事なのです。

 

 


 

 

仏具の知識

お寺でも仏壇でも道具として必要なものが「仏具」です。ローソク立てや線香立てなどを言いますが、少し細かくお話致します。


花立、線香用香炉、ローソク立てなどの仏具を具足(ぐそく)とも言います。
金属製(鋳物)と瀬戸物製、黒檀やケヤキなどの木製があります。


← 一例(正式な浄土真宗を除く)
上記の具足は3点で構成されているので「三具足」(みつぐそく)と言います。花立とローソク立てが一対になると五具足(ごぐそく)と言います。三具足は五具足の略式ではなく正式な道具です。
仏壇の大きさ・スペースによって変わってきます。


上の写真のような花立(花瓶)は内側にコールタール加工してある物は水を入れて切花を差す事は出来ますが、花に比べて小さい事と稀に水漏れしますので生花用の花瓶は瀬戸物製など別途ご用意される事をお奨めします。上記花立は金蓮華や造花専用とした方が良いでしょう。


※厳密には線香用香炉ではなく本尊の前に置くお香(抹香)用の蓋付きの香炉(玉香炉と言います)が入るのですが、玉香炉は飾りとして実際に使用されない事が多いので、現在は線香用香炉(上の写真中央、前香炉と言います)を代わりに入れて三具足、五具足としています。


浄土真宗の場合は関東以外だと金箔を貼った漆塗りの仏壇(金仏壇)が多いので、真宗大谷派(お東)では仏具も金色です(下図参照)


                  
お東用(写真は三具足です)                お西用
(写真は五具足です)


線香用の香炉・・・お東は青い透かし香炉(灰を入れる器の外側が透かし模様になっている香炉)でお西は土香炉(つちごうろ、青磁製の模様の無い香炉)です。線香は立てずに寝かせます。上記写真中の真ん中はどちらも玉香炉です。上記は真宗の正式な仏具です。


その他宗派問わず必要な仏具は
金常花(金蓮華、金属または木製の造花だが浄土真宗では不使用)、線差し(線香差し)、マッチ消し(マッチの燃えカス入れ)、ローソク消し(ローソクの火を被せて消す。吹き消してはいけない為)、おリン(鐘)、リン棒吊り灯篭(上から吊る灯篭、電気が付く)、瓔珞(ようらく、吊リ下げる飾り)、高杯(たかつき、丸い供物台)、仏器(ぶっき、ご飯を盛る高盃型の器)、茶湯器(ちゃとうき、お茶を入れる器)、仏器膳(ぶっきぜん、仏器、茶湯器をのせる台。スペースによって省略可)などです。他に過去帳(故人の戒名、俗名、死亡年月などを記載する帳面。位牌の知識参照)、見台(けんだい、過去帳を乗せる台)、木魚(日蓮宗では杢鉦(もくしょう、中が空洞になっていない木製の丸いもの)を使います)、経机(きょうづくえ、仏壇の前に置く台でお盆などの時にも必要)、霊具膳(りょうぐぜん、少し大きめのお膳で5つの椀から成っています。お盆、お彼岸、命日などでご馳走を差し上げるのに使用します)などです。

あった方が便利な仏具は
灰ふるい(線香の燃えカス等をふるうもの。便利!!)、灰ならし(前香炉の灰を平らに均す)、
乾電池式または電気式ローソク(火を使わないので安全)、毛ばたきなど


真宗ではりん灯(明かり)、りん灯瓔珞(りんとうようらく、瓔珞の下にりん灯を付けたもの)、
華鋲(けびょう、本尊の前に飾る小さな一輪差し。一対)、火舎香炉(かしゃごうろ、本尊の前に置く抹香用香炉)などです。


関東では厳密にされる方は少ないです。真宗でも金仏壇ではなく唐木仏壇を好まれる方が多いです。仏具も真宗用ではなくどの宗派でも使える仏具を使用するケースが多いです。


選び方としては、仏壇の大きさに合った物で結構です。鋳物仏具では一番上の写真のように象嵌を施した物もありますが、無いものもありますので好みによって選んでください。いろいろな形した仏具がありますが「八宗用」であれば問題ありません。
仏具付で仏壇販売しているお店も多いので、仏具が気に入らなければ交換を申し出て頂いて構いません。付属仏具の金額と開きがある場合は差額を支払えば大丈夫です(はずです)

仏壇の知識



  1. 仏壇の知識



1、仏壇とは?


現代は核家族化が進み、仏壇を安置されていないお宅も多いのですが、以前はご本尊やご先祖をお祀りするのに必ずと言って良いほどありました。
仏壇の前で親から説教された人も多いと思います。


「仏壇」の壇は盛り土をして一段高くなった所を意味し、仏(本尊)をお祀りする為に作られたものが寺院です。
お寺の本堂を縮小したものが仏壇なのですが、その起源は厨子(ずし。仏像を安置しておく入れ物。法隆寺の『玉虫の厨子』が有名)と言われています。また、位牌(いはい)を安置するのは神道で霊璽(れいじ。神道用の位牌にあたるもの)をお祀りしていたものを借用したと言われています。
江戸期になって寺請制度(てらうけ。キリシタン禁止令が出て庶民は必ず何処かの寺に属する(檀家)事が義務付けられた)により、仏壇が普及しました。ちなみに3月27日は『仏壇の日』です。


2、仏壇の種類


仏壇はその材質・造りによって、また、産地によって分けられています。


大きく分類すると、唐木仏壇金仏壇現代家具調仏壇に分けられます。


唐木仏壇(からきぶつだん)


(クリックすると大きくなります)


関東では最も多い仏壇で、黒檀(こくたん)、紫檀(したん)、鉄刀木(たがやさん)、ケヤキ、桑、楠の木、屋久杉などの木を材料としています。宗派は問いません。
屋久杉以外は殆んど輸入です。
代表的な唐木仏壇製造産地は徳島(高級品が多い)、静岡(普及品が多い)、東京(超高級品が多い)です。


参考までに、原木を乾燥させてから板に裁断してさらに水分含有率が数%になるまで乾燥させます。製品になるまで数年掛かる場合が多いです。また、黒檀、紫檀、鉄刀木は密度が非常に高く、物凄く堅い木です。水に入れると沈みます。
中でも黒檀、紫檀、鉄刀木と屋久杉は希少木です。


非常に堅く、重量のある木を多く使う唐木仏壇の場合、例えば全て黒檀で製造する事は反り、割れの問題などがある為、まずありません。


ではどのように希少木材の使われ方をしているかと言うと、部分的に使用されています。


分かり易いのが外扉です。




下図は上図の枠の断面で唐木の使われ方です。


           

※二方練り、三方練り中の下の切れ込みは戸板をはめる溝です。前練は手前が前面


およそ5?7?の唐木をまったく別種類の木に貼ります(茶色の部分)
これを「練り」と言います。前面だけ練った物を「前練り」、前と裏側の面を練った物を「二方練り」、二方練りの物に戸板のはまらない方を練った物が「三方練り」と言います。練る事によって反り・割れなどを少なくしています。練った仏壇を「練物」と言います。


他に安価な物だと約0.2mmの薄く削った唐木を別の板に貼り付ける付き板(杢張りとも言う)と、写真フィルムを貼るか、もしくは木自体に木目の印刷をしたプリント張りがあります。(家具などにも良くある製作法です)



 参考までに仏壇店の表示で「新黒檀」とか「紫檀調」とあるのはプリント張りを指す事が多いです


貼ってありますが、練物も張物も剥がれてくる事はまずありません。


北関東に多いのが仏間はめ込み型の『関東仏壇』です。茶箪笥の如くなっており、扉はガラスが入った引き戸が多く、下台には収納スペースが広く取られています。材質はケヤキが多いです


唐木仏壇は宗派問わず安置できます。 


・金仏壇(きんぶつだん)



  その名の通り漆塗りの部材に金箔を貼った浄土真宗で使われる仏壇です。黒檀・紫檀といった唐木は使いません


 仏具は正式にお飾りする場合は仏具の知識でお話したように真宗用を飾ります。



なお、金仏壇は形によって「京型」「中京型」などに分かれます。また、お西とお東では仏具も含めて若干の相違があります


   お西用            お東用



クリックすると大きくなりますので、違いをよくご覧下さい。
中の柱(須弥壇の柱)に一部黒い漆塗りがある物が(金色は金具です)お東用、柱全てに金箔を使ってるのがお西用です。
参考までに真宗高田派(しんしゅうたかだは)はお東用の仏壇・仏具を使います




・現代家具調仏壇


 


 仏壇らしくない家具のような仏壇です。
 材質はタモ、オーク、ウォールナットなどです


  


モダンなつくりの仏壇で、洋間にも和室にも合います。メーカーによってはもはや仏壇とは言えない斬新な形もあって今後安置するお宅は増えていくでしょう。
仏具は合わせるようにモダンな物もあります。


宗派は問いません。


仏壇の名称(クリックすると大きくなります)


猫戸の中・・・ここは昔は分骨した遺骨を入れておく場所でした。現在ではあまりしませんので、何を入れてもOKですが、取り出しにくいので頻繁に出し入れしない物が良いでしょう。但し、貯金通帳などはお止めください。


※仏壇の天井(屋根)には何も置かないで下さい。


※外扉は普段は閉めないで下さい。この扉はその家で不幸があった時に四十九日明けまで閉めておくものです。内障子がある場合は内障子は閉めて構いません。




 3、仏壇の安置・注意点など


上記のどの造りの仏壇にも上置き型と台付型があります。上置き型はタンスなどの上に置いたり上下に区切られた仏間に置く物で、台付型は写真のように床に直接置ける物です。どちらがいいと言う事は無く、安置できるスペースとの兼ね合いだけです。


           


また、唐木仏壇は天井の形が2種類あります


       
1                      2


1が角丸型(かどまるがた、ダルマ型とも言う)で、2は志輪型(しりんがた)と言います。
1は小型の上置き型に多く、プリント張りが多いです。扉は一枚だけとなっています。
2は台付型の殆んどと中型?大型の上置き型に多いです。扉は外扉と内障子の二枚付いているのが殆んどです。


どちらが良い・悪いはありませんが、志輪型の方が重厚感があり見栄えもします。どちらも職人さんが手間ひまかけて作った物ですのでしっかりしています。


※仏壇に向って手を合わせる時に座った状態でご本尊を見上げるような高さのあるものにして下さい。座った状態であなたの目線がご本尊を見下すような大きさ、高さにはしないで下さい。
また、お位牌も同じです。本尊より高くならないようにして下さい。


日頃のお手入れは、目の細かいクロスで乾拭きして下さい。また、毛ばたきで叩くのも良いです。水などがこぼれた場合はすぐにふき取ってください。変形する場合があります。家具用のワックスを使ってワックス掛けすると綺麗です。


仏壇、仏具は尺寸での言い方をします。一寸=3cm 、一尺=30cm見当です(厳密の尺貫法とは違いますが)
例えば仏具のローソク立てが3.0号とか4.5号と表示されていれば、3.0は3寸(9cm)4.5は4寸5分(13.5cm)と言う事です。


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