仏事百科

仏教、神道、仏事、神事、仏壇・仏具のあれこれ、選び方、厳選品の紹介

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

仏教とは?歴史、宗派など

仏教とは

仏教は今から2500年ほど前にインドのカピラ城の王子であった釈迦が唱えた教義を弟子や孫弟子らによって体系化・宗教化されたものです。

「釈迦」とは元々は一族名の事でした。所謂"お釈迦様"(本名はゴータマ・シッダールタと言います)を含む一族を「シャーキャ族」と言い、中国に仏教が伝わった際、経典などが梵語から漢訳されましたが、シャーキャの漢訳(音訳)が「釈迦」です。現在では「釈迦」と言うとお釈迦様一人を指す固有名詞となっています。ちなみに釈迦族はアーリア人とも言われていますが不明です。
釈迦、仏陀(ブッダ)、釈尊(しゃくそん)、釈迦牟尼(しゃかむに)などと数種呼び名があります。

日本へは「日本書紀」によれば欽明天皇十三年(552)に朝鮮半島に当時あった百済国(くだらのくに)から伝わったとされています。これを仏教公伝と言います。(538年とする史料もあり、結論は出ていません)

仏教公伝以降、さまざまな宗派が日本に輸入され、また、日本で独自の宗派が生まれました。

仏教公伝後、仏教排斥派の物部氏(もののべし)と崇仏派の蘇我氏(そがし)が争い、蘇我氏が勝ったため仏教は飛鳥朝で公認されるようになりました。ちなみに最古のお寺は『飛鳥大仏』のある飛鳥寺(創建当初「法興寺」、奈良時代に「本元興寺」。現在の正式名称は「安居院」(あんごいん)。元々蘇我氏の氏寺として創建)です。

その後、聖徳太子の仏教庇護、遣隋使、遣唐使における学僧派遣、また、唐僧の招聘によって有力者の間で仏教が広まりました。
奈良時代に入ると興福寺、東大寺などで学問的に追求する所謂「南都六宗」(なんとりくしゅう。なんとろくしゅうでもOK。華厳宗、律宗、倶舎宗、三論宗、成実宗、法相宗の六宗。全部じゃないけど今でもあります)が輸入、整備されます。南都六宗の各宗派は1寺1宗派ではなく、1つのお寺で各宗派の教義を研究していました。また、天皇によって仏教が庇護されました。特に第四十五代聖武天皇(701?756)は国分寺、国分尼寺を各国に創り、仏教を国教としました。現在でも「国分寺」と言う地名や遺構が残っている所が全国にあります。ちなみに国分寺の総本山が東大寺です。

ちなみに最初に日本に入ってきたのは三論宗(さんろんしゅう)です。その他、律宗(りっしゅう)は唐招提寺(とうしょうだいじ)で有名な唐僧の鑑真(がんじん)が日本に招聘されて開いた宗派です。法相宗(ほっそうしゅう)は西遊記で有名な唐僧の玄奘(げんじょう、三蔵法師として有名)がインドから持ち帰った宗派で玄奘の弟子となった日本人の学僧道昭(どうしょう)が持ち帰って開いた宗派です。参考までに「三蔵」とは経・律・論を極めた中国の僧の尊称で、玄奘の他にも「三蔵」の称号を受けている僧がいます。(つまり、玄奘だけが三蔵ではない)

その後最澄、空海の入唐で所謂平安仏教(下記参照)を持ち帰り、様々広がります。

仏教

現在の日本の主な仏教宗派は以下の通りです

宗派名

代表的な総本山

開祖・簡単な特徴など     

天台宗
てんだいしゅう

延暦寺
えんりゃくじ

伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)を
開祖とする宗派で延暦寺は以降の宗派の開祖
たちも含めた僧侶の学問府となった

真言宗
しんごんしゅう

金剛峰寺
こんごうぶじ

弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)を開祖
とする宗派で密教を体系化した

浄土宗
じょうどしゅう

知恩院
ちおんいん

法然(ほうねん、正しくは源空)を開祖とし、
末法思想での阿弥陀による来世での万民
救済を説く

時宗
じしゅう

清浄光寺
しょうじょうこうじ

一遍(いっぺん)を開祖とする浄土系宗派で
踊念仏によって阿弥陀如来の加護を説いた

真宗大谷派
しんしゅう
おおたには
 

 東本願寺
ひがしほんがんじ

親鸞(しんらん)を開祖とする宗派で浄土宗
以上に絶対他力(阿弥陀による救済)を説く。
江戸時代初めに↓

浄土真宗
本願寺派

じょうど
しんしゅう
ほんがんじは

西本願寺
にしほんがんじ

 ↑それまでの内紛から東・西本願寺に分か
れて今日に至る。親鸞は法然の弟子
門徒宗(もんとしゅう)とも言う

 曹洞宗
そうとうしゅう

永平寺
えいへいじ 

道元(どうげん)を開祖とする宗派で座禅に
よって大吾(悟り)する事を教義とする

臨済宗 
りんざいしゅう

建長寺 など
けんちょうじ

栄西(「えいさい」、または「ようさい」)を開祖とする
宗派で座禅によって悟りを得る事を教義とする
開祖栄西はお茶の効用を伝えた事でも有名 

 黄檗宗
おうばくしゅう

 萬福寺
まんぷくじ

隠元(いんげん)を開祖とする宗派で中国では
臨済宗の一派とされたが日本の臨済宗とは
教義が異なる事で一宗派と数える
経読みは中国音なので一般には分かりにくい 

 日蓮宗
にちれんしゅう

久遠寺
くおんじ

日蓮(にちれん)を開祖とする宗派で妙法
蓮華経によってのみ救いがあると説く
古くは一向宗(いっこうしゅう)とも言った

     

他に観光寺院を有する宗派(宗教法人)は

華厳宗(けごんしゅう、東大寺)、北法相宗(きたほっそうしゅう、清水寺)、
聖観音宗(しょうかんのんしゅう、浅草寺)などがあります
基本的に檀家は取りません

各宗派には各々枝分かれした宗派閥があり、宗教法人格を有しています
例えば管理人の宗派は真言宗豊山派(ぶざんは)ですが、真言宗には豊山派の他に「真言宗智山派(ちざんは)」「真言宗醍醐派(だいごは)」「新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)」「高野山真言宗」などがあります。


ちなみに、時代劇でよく出てくる虚無僧(こむそう)もその名の通り僧侶です。尺八を吹いて布教する普化宗(ふけしゅう)と言う元々臨済宗の一派ですが、市中では素顔を見せないため、江戸時代には徳川幕府によって自由に旅ができる特権が与えられ、幕府の隠密(スパイ)が虚無僧の姿をして各地を回っていたと言われています。明治に入って宗派としては廃れましたが、尺八道の継承者として存続しています。


※仏教はその教義内容から小乗(しょうじょう)仏教と大乗(だいじょう)仏教(「乗」とは乗り物の意味で小乗は修行している個人を救う事に対し、大乗は広く民衆を救うとされています)に分かれ、小乗は東南アジアに広まり、大乗は中国と日本にで広まりました。なお、現在では小乗(しょうじょう)とは言わず、上座部(じょうざぶ)仏教、南伝(なんでん)仏教などと言われます。
元々釈迦の唱えたものは偶像崇拝をしませんでした。釈迦入滅後(釈迦が死んだ後)は釈迦の骨を信仰の対象としていました。これを仏舎利(ぶっしゃり)信仰といいます。仏像を信仰の対象としたのはインド・マウリヤ朝のアショーカ王と言われています。
現在発祥の地インドでは仏教は殆んど廃れてしまい、イスラム教とヒンズー教が大半を占めています。(もっとも、最近では仏教が見直されてきたようです)

スポンサーサイト

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。